*三つの世界と宇宙*

旧世界*1終末戦争*2によって廃れる直前、創造神は星の光*3を浴びた場所と浴びていない場所を切り離し、なんとか世界を守ろうとした。
それによって生まれたのが第1世界第2世界
そして2つの世界が安定した頃、大規模な時空の歪み*4が発生。 この時空の歪みが両世界に作用し、両世界の一部を繋げ、第3世界という新たな世界を作り出した。
そして、これらの世界とは別次元に、宇宙(ソラ)という異世界もある。

*1...まだ神様が支配していた原始の世界のこと。
*2...封印が解けた厄災の星によって起こされた善と悪の戦争。旧世界は大規模な被害を受けた。
*3...終末戦争で厄災の星が放った瘴気。浴びたものの能力を上げ、狂わせる力を持つ。
*4...終末戦争後、時空の神様たちが封印されてしまい不安定になった時空から生まれた歪み。ダンジョンの地形が毎回変わる原因。宇宙へ続くワープホールとなった歪みはウルトラホールと呼ばれる。あまりに大きい歪みは危険なため、時空の神様たちの代わりを務める者が閉じている。

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第1世界...ポケモンと人間、その混血である獣人が暮らす、星の光を浴びなかった場所。
過去には獣人と人間の戦争が起こったりもしたが、現在は共に暮らしている。しかし、完全に獣人の差別がなくなったわけではなく、問題となっている。

第2世界...星の光を浴びて穢されたため、再生不可能と創造神に見捨てられた場所...のはずだったが、何者かの手によって旧世界に一番近い形で再生。これによって、ポケモンとポケモンが人型に変化したポケ擬が住む世界となった。
しかし、やはりは星の光の影響を少なからず受けた場所であり、その残滓はポケモンやポケ擬に影響し、時折暴走させる。第2世界ではそれを闇化、と呼び、闇化に冒されたポケモン・ポケ擬は闇ポケ、と呼ばれている。しかし闇化に耐性があるポケ擬達は少なからずいて、彼らは闇ポケを討つ討伐隊、闇ポケの被害にあった者を助ける救助隊、闇ポケの情報やダンジョンのパターンを解析する調査隊に分かれ、闇化の被害減少化・原因追求に努めている。

第3世界...ポケモンと人間、そして獣人とポケ擬が暮らす世界。全ての種族が平等で、基本大きな差別はされていない。この世界のポケ擬はポケモンとポケ擬の姿を使い分けることが出来、ポケモンの姿の方が技の威力や特性の効果が強いためバトルは原型、日常生活はポケ擬の姿で過ごしているものが多い。
第2世界の一部が混ざってはいるが、闇化等の星の光の影響は受けていない。

宇宙(ソラ)…各世界のどこかにあると言われる最果ての先、ウルトラホールを超えた所にある世界。宇宙という空間に無数の世界が点在しており、その全てを記録者と呼ばれる存在が統べている。
名前こそ記録者で、確かにこちらの世界の記録を取っているが、彼らは宇宙以外には無関心で基本関与してこない。もし宇宙に害を成す原因が三つの世界側にあるのだとすれば、迷いなく滅ぼしにやってくる。
昔から宇宙外とは交流を断ち閉鎖的なため、厄災の星の影響も受けていない。ただ、終末戦争時に作り出された星の光を放つ生物兵器が宇宙を襲撃した際に記録者の一人が負傷し、今でも回復しきっていない。